リップル(ripple)は2017年の1年間だけなんと、500倍以上もの価格上昇を記録した仮想通貨です。今後もさらなる値上がりが期待できる可能性を秘めた仮想通貨ですが、そんな大注目のリップル(ripple)を最新の価格分析も合わせて徹底解説します!

目次

リップル(ripple)リアルタイム相場価格

リップルの相場価格と時価総額ランキングを表示

はじめに

Ripple(リップル)コインのイメージリップル(ripple)はビットコイン(Bitcoin)やイーサリアム(Ethereum)と並んで数ある仮想通貨の中でも知名度が高い仮想通貨であり、多くの人の投機対象ともなっています。

2017年の1年間だけで、なんと500倍以上もの価格上昇したことで、大きな話題を呼びました。
さらに2018年の初めには、一時イーサリアムを抜いて全仮想通貨の中の時価総額2位に躍り出ました。

マイクロソフト社を創ったビルゲイツやGoogleも出資をしているリップルは今世界中で大注目の仮想通貨であり、これから仮想通貨の取引を始めてみようという方にも、最初の投資対象としてリップルはオススメの仮想通貨です。

ですがリップルに投資する前に、まずは通貨ついてキチンと理解をしなければいけません。
リップルの仕組みやメリットなどを理解せずに、リップルに投資するのはリスクが伴います。(リップルに限らず、全ての仮想通貨についても同様です)

とはいえ、リップルについて理解しようと思ってネットで調べてみると、説明文に専門用語ばかりが出てきて嫌になってしまいますよね。
「リップルはILPを目的として作られたシステムでブロックチェーン技術を発展させたXRP Ledgerを用いていて・・・」そんな風に専門用語盛りだくさんで説明されても、さっぱり頭に入ってきません。
読んでいくうちに混乱してしまい、ワケが分からなくなってしまった人も多いのではないでしょうか?
その結果、多くの人がリップルに関して誤解をしているのが現状です。

そこで今回はリップルとは何か、仕組みからメリット・デメリット、さらには最新のチャート分析まで加えて徹底的に解説していきたいと思います!
リップルを説明する上で多少は先ほど出てきた専門用語が入ってくると思いますが、もちろん1つ1つ丁寧に説明していきますのでご安心ください。

リップル(ripple)は通貨ではなくお金を結ぶネットワーク!

RippleNetWorkリップル(ripple)について、簡単に説明すると「世界中のあらゆるお金を繋ぐネットワーク」のことです。

リップルは単に仮想通貨自体を指すのではない、というのが正しい認識であり、多くの人が誤解している点です。
「現にリップルっていう仮想通貨があるじゃないか?」と今の説明を聞いて思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
実はこの部分、少しややこしいのですが順に説明していきましょう。

リップル社が「XRP」を管理する

リップル社(Ripple Inc.)とは名前からお分かりの通り、仮想通貨リップルを管理している会社です。
リップル社は元々、仮想通貨を発行する目的で作られた会社ではなく、世界中の通貨を1つに繋いで送受金が楽になるシステムを作る目的で作られた会社です。

カナダ人のウェブ開発者であったライアン・フッガー(Ryan Fugger)氏によって2004年に考案され、システムの開発が開始されました。

ビットコインは2008年にサトシ・ナカモト氏によって発表されたため、歴史としてはリップル社の方がビットコインよりも古いことになります。

その後の2013年に仮想通貨が広く世間に認知されていったことで、リップル社は自社のプロジェクトに仮想通貨を取り入れることを思いつきました。
そうして生まれた仮想通貨がリップル(ripple)で通貨名称は「XRP」と表されます。

初めから仮想通貨の開発を目的としていた訳では無く、副次的に仮想通貨のリップルが生まれたというのがポイントです。
加えて社名がリップルですので、さらにややこしい感があります。

本文中では、見分けがつきやすいように仮想通貨を指す場合は「リップル(XRP)」、リップル社の事業目的のことを「リップルネットワーク」と統一して行きたいと思います。

リップル社の事業目的=リップルネットワーク(ILP)

リップルと一万円札リップル社の事業目的とは既に何度も述べているとおり、世界中のお金と金融機関を繋ぐネットワークを作ることです。
金融機関とは銀行や信用金庫など、お金を管理する機関のことですが、リップル社の事業目的の究極はクレジットカードやデビットカード、PASMOやSuicaなどの電子マネー、さらには買い物などで貯まるポイントまでも1つのネットワークで繋いでしまおうという壮大な構想です。

しかしながら、お金を繋ぐと言っても、それぞれのお金では取引記録のシステムが異なります。
仮想通貨のビットコインではブロックチェーンで取引記録が作られているのに対して、電子マネーの場合は残高をデータとして管理しています。
また、国によっても通貨の管理方法はバラバラです。
なので現在のシステムでは例えば、仮想通貨をPASMOにチャージしたり、ネットポイントを仮想通貨に換えることはできません。

そこでお金によってバラバラな管理、取引記録の作成や送受金の方法を単一のものにしようというのが「リップルネットワーク」なのです。
リップルネットワークのことを専門用語でILP(インター・レジャー・プロトコル)と言い換えることもできます。

ILPのメリットを解説

では実際に、世界中の通貨同士を繋ぐことでどのようなメリットがあるのでしょうか?

まず考えられるメリットとして外国間での送受金の際に手間と手数料が削減されるということです。
海外にいる人とお金のやり取りをしない方にはピンとこないかもしれませんが、実は外国に送金するのには非常に時間とお金がかかります。

日本と繋がりがあるアメリカや中国へ送金するときはまだしも、日本と馴染みが薄く、銀行同士が提携していない国(アフリカなど)への送金手続きの不便さは特に顕著となります。

日本から直接その国にお金を送ることができないため、まずは1度お金を送りたい国と提携している別の国の銀行へ送金をする必要があります。

そして中継となった国の銀行を介して、ようやく目的であった国へとお金が送金されるのです。
国によって時差があり銀行が営業している時間が違うため、送金が無事に完了されるまでに数日を要することもあります。

さらに、中継となる国の銀行は予め決められており、この中継となる銀行のことをコルレス銀行と言います。
コルレス銀行(中継となる銀行)は数が少なく、日本では三菱UFJ銀行がコルレス銀行の役割を全て担っています。
コルレス銀行は数が少なく、またライバルとなる銀行がいないのをいいことに自由に送金手数料を決定することが可能で、国によっては10%以上の仲介手数料を取るところも少なくはありません。
そのため、中継銀行の数が多くなるほど仲介手数料が多くなり、当初の送金額は少なくなってしまいます。

しかし、リップルネットワークで世界中の銀行が結ばれれば、直接送金したい国にお金を送ることができます。
したがって送金が完了するまでのスピードは格段に早くなりますし、ほかの国の銀行を仲介する必要もないため手数料を払う必要が無くなります。
最初に述べたとおり、送金の手間と手数料を削減することができるのです。

また国同士だけでなく、各国の通貨やクレジットカード、電子マネーや買い物で貯まるポイントまでリップルネットワークで繋ぐことができれば様々なメリットが見込めます。

例えば、仮想通貨を電子マネーにチャージしたり、買い物で貯まったポイントで仮想通貨を買うことも可能になるのです。

仮想通貨としてのリップル(XRP)

RippleCoinリップル社の事業目的であるリップルネットワーク(ILP)について今まで見てきました。
次は仮想通貨としてのリップル(XRP)を見ていきましょう。

リップル(XRP)が作られた訳

リップル(XRP)はリップル社によって発行される仮想通貨です。

2013年に発行され、一時はビットコインに次いで全仮想通貨の時価総額ランキングで2位に躍り出るまで成長を遂げています。

元々は仮想通貨を発行するための会社では無かったリップル社がなぜ、仮想通貨を発行するようになったのでしょうか?
リップル社の本来の事業目的が、世界中の国やお金を1つに繋ぐネットワークの構築であったことは前回までの説明でお分りいただけたと思います。

もし仮にリップルネットワークが完成し世界中の国の銀行と通貨、電子マネーやポイントが繋がったと仮定しましょう。
随分と便利な世の中になると想像できますが、1つだけ問題があります。
それは「両替」です。

リップルネットワークで日本から円をアフリカの国に送金したい場合、コルレス銀行(仲介銀行)を中継する必要はありません。
しかしながら、日本円を現地の通貨に両替するという、最後の一手間がまだ残っています。
通貨を両替するのには両替手数料がかかりますし、通貨の為替レートを調べてから両替するので手間もかかってしまいます。
リップルネットワークよって送金にかかる時間とお金は随分と削減できましたが、これでは未だ完璧とは言えませんね。

そこでリップル社は世界中の通貨を繋ぐだけでなく、世界の通貨を1つにしてしまおうと考えました。
通貨が世界に1つしかないのなら、海外に送金しても両替をする必要が無くなるのです。

そして参考になったのが当時、徐々に知名度を上げていた仮想通貨、ビットコイン(Bitcoin)です。
ビットコインはインターネット上の通貨のため、送金スピードが早い、送金手数料が安いというメリットがありました。
つまり仮想通貨はリップル社が構築しようとする「リップルネットワーク」に最適な仕組みだったのです。

リップル社はリップルネットワークを作るだけでなく、ネットワーク内でただ1つの通貨を使えるようにと独自の仮想通貨リップル(XRP)を発行することを決めました。
リップル(XRP)によって様々な国同士で直接送金が可能になるため、リップル(XRP)はブリッジ通貨と呼ばれたりもします。
文字通り、国を結ぶ架け橋となる通貨、という意味ですね。

よく、仮想通貨のことを史上初のグローバルコインと言ったりします。
もしリップルネットワークが完成し、ネットワーク内でリップル(XRP)が使われることとなったら、リップル(XRP)こそが正真正銘のグローバルコインと言えるでしょう。
そしてリップル(XRP)は実際にグローバルコインになれるだけの可能性を大いに秘めています。

仮想通貨リップル(XRP)の特徴

「仮想通貨には発行者がいない」「仮想通貨には中央銀行のような管理者がいない」と聞いたことはありませんか?

確かに仮想通貨の大元であるビットコインには通貨の発行主体となる機関は存在しません。
多くの仮想通貨はビットコインを元に作られているので同様に、通貨の発行主体がいない、というのは正しいと言えるでしょう。

しかしながら仮想通貨リップルにはちゃんと発行主体が存在します。
ここまで読んで来ていただいた方にはもうお分かりですね。
そう、リップル社です。
仮想通貨リップル(XRP)はリップル社によって発行されているのです。

多くの仮想通貨は、通貨の価値を守るために通貨の発行上限が決められています。
もし仮想通貨が無限に発行できたら、世界中の人全員が仮想通貨を手にすることができてしまいます。
多くの人が持っていて、簡単に手に入る物の価値というのは低くなるのが原則です。

例えばビットコインの場合ですと、通貨の発行枚数の上限は2100万枚と決められています。
リップル(XRP)も同様に発行枚数の上限は1000億枚と決められています。
しかもこの1000億万枚はすでに発行済みです。

なんと今現在、世界中にはリップルが1000億枚も存在しているのです!(もちろん仮想通貨なので、インターネット上にですが)
発行済みのリップル(XRP)の過半数、550億枚はリップル社が保有しています。
と、ここで勘のいい方は色々と疑問に思うかもしれませんね。

  • 「すべてのリップル(XRP)が既に発行済みなら、マイニングでリップル(XRP)を得ることはできないの?」
  • 「マイニングができなかったら通貨の取引記録は誰が管理するんだ?」
  • 「仮想通貨は権力が1つに集中しないように、非集権な仕組みが作られてるって聞いたけど、どう見てもリップル社に権力が集まってるじゃん!」

これらの疑問には次にリップル(XRP)の仕組みを説明していく中で、お答えしていきたいと思いますが、先に結論だけ言ってしまいます。
リップル(XRP)ではマイニングは不可能であり、通貨の取引記録はリップル社が外部に委託して行われています。
また、リップル社は通貨の取引記録を外部委託することで、権力が一極化することを防いでいるのです。
答えだけ聞いてもあまり、納得はいきませんよね。
次に詳しく解説するのでご安心ください!

リップル(XRP)の仕組み

XRP(リップル)ここでは、リップル(XRP)の仕組みについて詳しく解説をいたします。

XRP Ledger

Ledgerとは日本語で元帳のことです。
元帳は簡単に言うと、送受金や売買の取引記録をまとめたもののことを言います。

おさらいですが、XRPは仮想通貨リップルの単位でしたね。
したがって、「XRP Ledger」とは「仮想通貨リップルの取引記録を管理するシステム」、という意味になります。

XRP Ledgerはリップル(XRP)の仕組みを支える大切なシステムです。
ビットコインの場合ですと、取引記録を管理するシステムにはブロックチェーン技術が使われています。

ブロックチェーンを一言で説明するなら、すべての取引記録を1つにまとめて管理するということです。
1個1個の取引記録をブロックと言い、それをチェーン・鎖で1つにまとめる様子をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

ビットコインのブロックチェーンを作ることをマイニングと言い、マイニングは新たに生まれた取引記録、すなわちブロックを以前までのブロックに繋いでいく作業のことです。
ビットコインには管理者がいませんので、誰かがマイニングを行ってブロックチェーンを生成する必要があります。
マイニングには専門のコンピューターと膨大な電力を必要としますので、マイニングをボランティアにしてしまったら誰もやりたがりません。

でも誰かがやらないと、ビットコインのシステムが成り立たなくなってしまいます。
そこで、マイニングをしてくれた者には報酬として、ビットコインが支払われることになっています。

XRP Ledgerはブロックチェーンとは似ても似つかない、リップル社独自の、仮想通貨リップル(XRP)を管理するためのシステムです。
それでは誰がリップル(XRP)を管理するのかと言うと、リップル社に認められた民間企業が取引記録の管理を行っています。
リップル社は仮想通貨リップルの総数の半分近くを保有しているため、しばしば「権力の一極集中だ!」「独裁だ!」と言われていますが、仮想通貨の管理を外部に委託することで批判を避けているのです。

リップル社に認められて、管理を行う企業のことをUNL(ユニーク・ノード・リスト)と言います。
ビットコインで言うところの、マイニングを行うマイナーと呼ばれる人のことですね。

ビットコインのマイニングは個人でも行うことができます。
しかし、リップル(XRP)の場合は、通貨の管理や取引記録の作成・承認を個人が行うことはできません。
その代わり、リップル(XRP)もビットコイン同様に元帳がオープンソースとなっています。
元帳がオープンソースというのは「誰でもリップル(XRP)の取引記録を確認することができる」ということです。
ですので万が一、UNLの取引記録が間違っていたり、不正が行われていたら気づくことができるのです。

マイナーとUNL(仮想通貨リップルの管理者)が取引記録を承認する方法には決定的な違いがあります。
マイニングの場合、通貨の送受金が正しいものと確認して取引記録を承認するのは最も早くマイニングに成功したマイナーただ1人です。
マイナーに取引を承認されて晴れて、取引記録はブロックチェーンとして以前までのブロックと繋がれることになります。

一方、リップル(XRP)の取引を承認する際には、UNL(仮想通貨リップルの管理者)の間で取引を承認していいかどうか投票が行われます。
承認に賛成するUNLが全体の80%以上になれば、晴れて通貨の取引記録が保存されます。
1つのブロックを作成するのに1人しか関われないマイニングに比べて、リップル(XRP)の仕組みの方が多くの人が関わり投票で決める分、民主的かつ分散的だと言えます。

リップル社では自社に権力が一極集中しないように、様々な措置を凝らしているのです。

送金するたびにリップル(XRP)は消滅する!

リップル(XRP)の発行枚数には上限があり、それは1000億枚だと前にお話ししたのを覚えているでしょうか?
コインの発行枚数に上限が設けられている仮想通貨は他にもあります。

例えばビットコインの場合は発行枚数が2100万枚、ライトコインは8400万枚、ネオコインなら1億枚とそれぞれ発行枚数の上限が決められています。
こうして他の通貨の発行上限枚数とリップル(XRP)を比べてみると、リップル(XRP)の発行上限枚数が圧倒的に多いことに気づくと思います。

ではなぜ、リップル(XRP)のコインの発行枚数はこんなにも群を抜いて多いのでしょうか?
そこにはリップル(XRP)をハッキングや攻撃から守るための仕組みが隠されているのです。

実はリップル(XRP)を送金する際には手数料が発生し、その送金手数料はリップル(XRP)で支払われます。
これは銀行で送金をする際に必要な送金手数料とは全くの別物で、送金する額が多ければ手数料は多くなり、取引記録を承認する際にシステムにかかる負荷が大きくなるほど手数料は多くなります。
発生した手数料はリップル社の利益になるのではなく、自動で消滅します。
消滅というよりは、リップルネットワークから除外されると言ったほうが分かりやすいかもしれません。

これで、リップル(XRP)の発行枚数がとてつもなく多い理由がお分かりでしょうか?
送金のたびに幾らかのリップル(XRP)が手数料として消滅するので、予め多くの枚数が発行されているのです。

さらに、この手数料によって仮想通貨のリップルもリップルネットワークも外部からの攻撃に守られているのです。
例えばリップルネットワークにハッキングにして多額のリップル(XRP)を盗み出そうとしたとします。
するとシステムに大きな負荷がかかるために、それに伴い多くの手数料が掛けられます。
ものの数分もしないうちに、ハッキングを試みたハッカーには一生かかっても支払いきれないくらいの手数料が要求されるのです。

この仕組みによってリップル(XRP)はハッキングだけでなく、DoS攻撃も同様に撃退をすることができます。
DoS攻撃とは多くの取引を要求してシステムに負荷を掛け、混乱を招く攻撃のことです。
こちらもシステムにかかる負荷が大きくなるにつれて、支払いを要求される手数料が大きくなっていきます。

リップル(XRP)に攻撃をしようとすると、攻撃者は自動的に自己破産に陥ってしまうため、攻撃をするメリットもインセンティブも無くなります。
自己破産すると分かっていて、わざわざハッキングを試みる人はいませんよね。
したがって、リップルネットワークとリップル(XRP)はハッキングや不正から安全に守られているのです。

IOU(I Owe You) 取引

IOU(I Owe You)リップル(XRP)の仕組みを理解する上で、もう1つ欠かせないのがこのIOU取引です。

IOUは「I Owe You 」という英語の略語です。
略語の「U」と「Y」が違うのは、アメリカでは「YOU」という言葉をカッコよく「U」と表記することが多いためこの様な表記になったようです。

「I Owe You」を日本語に訳すと、「私は(I)・借りている(Owe)・あなたに(You)」という意味になります。
借りる、という動詞の目的語がありませんが、当然リップル(XRP)のことです。
「私」はリップル社を、「あなた」はリップル(XRP)を使う人のことを指します。

まとめると、「リップル社は・リップル(XRP)を使う人からリップル(XRP)を借りている」という意味になります。

リップル(XRP)はIOU取引によって、通貨の送受金がなされています。
IOUは日本語では「借用証明書」と呼ばれており、
IOU取引はリップル特有の技術ではなく、実は既存の銀行でも使われています。
実は皆さんも知らず知らずのうちに、IOU取引を利用しているのです。

では、既存の銀行を例にして、IOU取引を考えてみましょう。

IOU取引(銀行の例)

例えば、あなたが自分の銀行に1000円札を入金したとします。
通帳を見ると、しっかりと残高に1000円が追加されました。
ですが、あなたが入金した「1000円札自体」は、あなたのものではなくなります。

あなたの「1000円札」は他の人が銀行から、お金を引き出すときに使われたり、銀行が企業に融資するときに使われます。
だからといって「俺の1000円札を勝手に使いやがって!」と怒る人はいませんよね?
通帳に記帳された1000円はいつでも引き出して使うことができますし、ちゃんとあなた自身のお金です。

では、なぜ銀行は入金されたあなたのお金を自由に使うことができるのでしょうか?
それは、あなたが銀行にお金を貸しているからなのです。

あまり実感はないかもしれませんが、銀行預金とは言い換えれば銀行にお金を貸してあげることです。
そしてあなたは銀行にお金を貸してあげた代わりに、貸したお金を自由に使える権利(借用証明書=IOU)を手にします。
借用書は便宜上の考え方なので、実際に何か書類が渡されるわけではありません。

したがって、IOUとはお金を貸したことを証明するもの、という意味です。
また、IOUを発行する側をゲートウェイと言います。
先程までの例で言うと、もちろんゲートウェイは銀行ですね。

では既存の銀行でのIOU取引を理解していただいたところで、リップル(XRP)でIOU取引がどのように使われているのか次に見ていきましょう。

リップル(XRP)のIOU取引

おさらいしておくとリップルネットワークとは、世界中の全てのお金を1つに繋いで取引を簡単にしようというシステムのことでした。
IOUとはお金を貸したことを証明するもの、貸したお金を自由に使える権利のことです。

リップルネットワーク内で、リップル(XRP)と日本円を両替(日本円で購入)しようとしたとします。
ビットコインなど他の仮想通貨ならば、購入した通貨は実際に自分の口座に届きます。
しかしリップル(XRP)を購入しても、リップル(XRP)そのものが口座に届くわけではありません。

ゲートウェイ(当然、リップル社ですね)から発行されるIOUが、リップル(XRP)の代わりに送られてくるのです。
ですがリップル(XRP)の取引記録上では日本円をリップル(XRP)に両替したことがちゃんと記録されています。
リップル(XRP)を使いたい場合は、IOUがリップル(XRP)の代わりとして使うことができるのです。
イメージとしては電子マネーなどのデビットカードみたいなものです。

ではなぜリップル(XRP)をやり取りする際には、リップル(XRP)自体が移動するのではなく、わざわざIOUという形で発行されるのでしょうか?
ややこしいし、面倒な感じがしますよね。
それには次にお話しするIOU取引のメリットが関係しているのです。

IOU取引のメリット

リップル(XRP)はビットコインや他の仮想通貨よりも送金スピードが格段に早いという特徴があります。
この送金スピードの秘密こそが、IOU取引に隠されているのです。

ビットコインを送金する場合は、実際にネット上ではビットコイン自体が行き来しています。
ビットコインは複雑なシステムと技術によって作られているので、送金が完了されるまでに約10分程度時間がかかります。

IOU取引の場合は通貨のやり取りは行われずに、IOUという証明書だけがやり取りをされます。
そのため、複雑なコインをやり取りする必要が無く、簡易な証明書を発行するだけなのでリップル(XRP)の送金時間には僅か数秒しかかかりません。
取引に要する時間が短く、通貨の送金スピードが早い、これこそがIOU取引の最大のメリットです。

リップルネットワーク内でリップル(XRP)を使って送金をすれば世界中のどこにでもたった数秒で送金をすることができます。
従来のコルレス銀行を仲介しての海外送金にかかる時間は、長いときには数日もかかってしまいます。
リップル(XRP)がどれだけ送金に優れている仮想通貨なのか、もうお分かりですね!

IOU取引のデメリット

IOU取引にデメリットらしい問題はあまり無いのですが、強いてあげるならばゲートウェイの破綻リスクが考えられます。

私たちの身近にあるゲートウェイ、銀行を例にとって考えてみましょう。
もし銀行が資金不足になってしまい、経営破綻をしてしまったとします。
そうなると、私たちが銀行に貸していたお金(=預金)は返ってきません。
これが現実に起きた事件が、学校でも習った世界大恐慌です。

銀行が資金不足になってしまい、市民から借りていたお金を返すことが不可能になってしまいました。
その結果、銀行にお金を貸していた市民はお金を引き落とすことができなくなってしまったのです。

リップル(XRP)にもそれと同じことが言えます。
リップル(XRP)を発行し、IOU取引のゲートウェイであるリップル社が、もしも経営破綻をしてしまったら自分が持っているリップル(XRP)が使えなくなってしまう可能性があります。

実際に、IOU取引を導入している他の仮想通貨でゲートウェイが破綻してしまい、仮想通貨の価格が暴落したという事件が現実には起こっています。
このように、取引先(銀行・ゲートウェイ)に問題があって支払いが履行されないことを「カウンターパーティーリスク」と言います。
リップル(XRP)に投資する以上は、このようなリスクがあることを理解するようにしてください。

少し脅かすような言い方をしてしまいましたが、現実にリップル社がリップル(XRP)の支払いをできなくなるという可能性は非常に低いです。
リップル(XRP)の発行上限枚数の1000億枚のうち、リップル社が550億枚を保有していると言ったことを思い出してください。
現実的に考えて、550億枚のリップル(XRP)をリップル社が急に失うことはあり得ないでしょう。

他の仮想通貨ならばハッキングによって通過を全て盗まれてしまう危険がありますが、リップルネットワークのシステムがハッキング不可能であることは先ほどお話した通りです。

リップル(ripple)のメリット

リップルのロゴリップル(XRP)の仕組みはお分りいただけたでしょうか?
次にリップル(XRP)のメリットを見ていきたいと思います。
すでに今までの説明で触れたこともありますが、おさらいのつもりで確認していきましょう。

メリット① 送金スピードが早い

繰り返し述べていることですが、リップル(XRP)の1番のメリットと言えば、送金スピードが早いことです。
世界中の銀行やお金が繋がっているため、従来の送金システムのようにあちこちの銀行を仲介して送金をする必要がありません。

仮想通貨は従来の送金システムよりも送金スピードが早いと言われていますが、その中でもリップル(XRP)の送金スピードは圧倒的です。
例えばイーサリアムの場合は約2〜10分、ライトコインなら数分〜最長で4時間程度、送金に時間がかかります。
従来の銀行間の送金システムが送金に2〜3日を要することを考えたら、これでも十分早いですね。

しかし、リップル(XRP)の場合、リップルネットワーク内ならばなんと、僅か数秒足らずで送金が完了します。
地球の反対側にいる人に送金をしようと思っても、たったの数秒しかかからないのです。

メリット② 送金手数料が安い

リップル(XRP)の2つ目のメリットは送金手数料が安い、ということです。
既存の通貨を国際送金する場合は、送金量の10%が送金手数料、仲介手数料として差し引かれます。

ですがリップルネットワーク内での送金だったら、いくら送金しようが送金手数料は「0・15XRP」しかかかりません。(この0・15XRPは送金に伴い消滅するXRPだったことを思い出してください)

この記事を書いている現在(2018年6月)では1/XRPが70円前後ですのでなんと約10・5円しか送金手数料がかからないのです!
リップル(XRP)がいかに送金に適していている仮想通貨かというとこがお分りだと思います。

メリット③ 24時間取引が可能!

「振込をしようと思って銀行に行ったら営業時間外で支払いができなかった!」
「給料・バイト代が振り込まれる日だけど、土曜日だから月曜日まで待たないとお金を引き落とせない…」
なんて経験は誰にでもあるかと思います。

ですがリップルネットワークを使えば365日24時間いつでもお金を送金したり、引き落とすことができます。
しかも、時差があり銀行の営業時間が異なる海外に送金をするときでも関係ありません。
一分一秒を争うビジネスの場において、いつでも取引が可能というのは大きな恩恵をもたらすでしょう。

リップル(ripple)のメリット:まとめ

リップル(XRP)のメリットを簡単にいくつか挙げてみました。
こうして見ると、リップル(XRP)がいかに送金に適した仮想通貨なのかが、お分りいただけるかと思います。

リップル(XRP)のリスクと注意点

リップルとリスクリップル(XRP)には多くのメリットがあるものの、少なからずリスクや注意点も存在します。
全ての投資において言えることですが、投資対象の良い面ばかりを見て、悪い面を考慮しないのは非常に危険です。
今後、リップル(XRP)への投資を考えている人は必ず目を通すようにしてください。

リップル社への依存

リップル(XRP)は発行主体であるリップル社に実質的に管理されています。
そのため、リップル社に何か問題が起きた場合、リップル(XRP)は大きく影響を受けることになります。
リップル社の経営が不振に陥ったらリップル(XRP)の価格は大幅に下がるでしょう。

可能性は低いものの、リップル社の経営破綻やシステムエラーによりIOUを発行できなくなる可能性はゼロではありません。
もしそうなった場合、自分が持っているリップル(XRP)は1円の価値も無くなってしまいます。

また、前に述べたとおり、リップル社はリップル(XRP)の総発行枚数である1000億枚のうち、半分の500億枚を保有しています。
さらに、リップル社は公式に否定をしていますが、市場に出回るリップル(XRP)の流通量を調整してリップル(XRP)の価格を操作することが実質的には可能です。

リップル(XRP)の将来はリップル社の手に委ねられています。
リップル社が世間から信頼を得られなけば、どんなに便利でもリップル(XRP)の可能性は閉ざされてしまうでしょう。

処理能力がまだ不完全

リップル(XRP)の送金スピードは圧倒的に早いものの、取引記録の処理速度はまだ完璧とは言えません。

現在、リップル(XRP)のシステム(XRP Ledger)では、1秒間に1500の取引記録を行えるとされています。
それに対して世界的なクレジットカード会社であるVISAの処理能力は、1秒間に4000〜6000と言われています。
比べてみると、リップル(XRP)の処理速度は物足りなさを感じますね。

もし今後、リップルネットワークが世界中に大きく広がり、リップル(XRP)が多くの場面で使われるようになった場合、今の処理能力のままでは不安が残ります。

とはいえ、リップル(XRP)の処理能力は研究開発が重ねられ、さらに高まっていくでしょう。
それに今でも充分なくらい送金スピードが早いのに、まだまだ改善の余地があるとは驚きですね。

アカウント開設にアクティベート費が必要

リップル(XRP)の明確なデメリットでは無いものの、今後リップル(XRP)の取引を始めようとする方の注意点として触れさせていただきます。

タイトルにもある通り、リップル(XRP)のアカウント(口座)を作るときには、アクティベート費として20XRPが必要となります。
アクティベート費とは簡単に言うと、口座開設にかかる費用みたいなものです。
1XRPは70円(2018年6月現在)程度なのでだいたい1400円程度です。

リップル(XRP)とビットコイン(BTC)との違い

リップルとビットコインビットコインは2008年にサトシ・ナカモトと名乗る謎の人物によって発案された世界で初めての仮想通貨です。
ブロックチェーン技術を用いた、従来の通貨を覆す画期的な通貨だとビットコインは言われています。

そのため、全ての仮想通貨はビットコインの仕組みや技術を基にして作られています。
もちろん、リップルも例外ではありません。

ですが、リップル(XRP)はビットコインに対抗して作られたと言われ、しばしばリップルとビットコインは比較されています。
リップル(XRP)とビットコインをまるでライバルかのような認識すらあります(もちろん本当に敵対しているわけではありませんが)。
そこで次に、リップル(XRP)とビットコインにはどのような違いがあるのか見ていきましょう。

目的の違い

既存の通貨は銀行を通さないと送金ができず、また国の政策・規制をモロに受けます。
ビットコインは銀行や政府を経由しなくても使えるお金を作ろう、という目的で開発された仮想通貨です。

一方のリップル(XRP)は、リップルネットワークの更なる円滑化のために作られた仮想通貨です。
リップルネットワークは全てのお金をネットワークで繋ぎ、国や銀行間のお金のやり取りを簡単にしようという目的で開発されました。

つまりビットコインは既存の通貨、国、銀行の外側で使われることを想定しており、リップル(XRP)は既存の通貨、国・銀行の内部で使われることを想定して作られているのです。

そのため、ビットコインとリップル(XRP)は同じ仮想通貨でも、正反対の仮想通貨だと言えます。
2つの仮想通貨がライバルだと言われるのも少しは納得が行きますね。

通貨の管理者・発行者の違い

よく言われるように、ビットコインには中央銀行のような管理者や通貨の発行者が存在しません。
そもそも既存の銀行に頼らなくてもいいように、と開発された仮想通貨なのですから当たり前ですね。

そのため、通貨の管理と発行を誰かが代わりに行う必要があります。
それがマイニングです。

しかしながら、リップル(XRP)には管理者と通貨の発行社が存在します。
すでにご存知のとおり、リップル社です。

リップル(XRP)の管理に関しては外部に委託しているものの、リップルネットワークを構築しているという意味では紛れもなく管理者でしょう。
通貨の発行上限枚数である1000億枚のリップル(XRP)はすでに発行済みです。
仮想通貨はよく管理者がいない非中央集権の仕組みだと言われますが、それはあくまでビットコインやビットコインと同じ仕組みで作られた仮想通貨の場合です。

リップル(XRP)のように管理者がいて発行主体が存在する仮想通貨もある、ということを理解しておきましょう。

送金スピードの違い

ビットコインは送金スピードが早く、海外企業との取引や、出稼ぎに来ている外国人が母国へ仕送りをする際に有用なのではないかと言われていました。

何も条件がない場合、ビットコインの送金は10分程度時間がかかります。
既存の通貨を海外へ送金する場合は数日かかることもあるので、その差は歴然ですね。

しかし、そんなビットコインでも送金スピードにおいてはリップル(XRP)の足元にも及びません。
リップル(XRP)の送金にかかる時間はなんと僅か数秒足らずです。
地球の反対側にいる人に送金してもたった数秒で送金が可能になります。

ビットコインでもマイナーに払う手数料を高くすることで、送金スピードを早めることができますが、リップル(XRP)では少額の送金手数料を支払うだけでいいのです。

リップル(ripple)の将来性を解説

複数のリップル(Ripple)実はすでに、リップルネットワークは世界中の多くの金融機関でシステムの採用が検討されています。

例えば2017年には、イギリスの中央銀行であるイングランド銀行(日本でいう日銀です)がリップル社と業務提携を結んだと発表しました。
イギリスは世界の金融センターとも言われ、国際的な株取引の半分近く国際通貨取引量は世界の35%を担っています。
金融の中心であるイギリスがリップルネットワークの採用を実質的に決定したことは、世界中から大きな話題を集めています。

さらにスペインに本拠を置くヨーロッパ有数の商業銀行であるサンタンデール銀行は2018年の4月にリップルネットワークを利用した国際送金を開始しました。

多くの銀行がリップル社と業務提携を結んでいますが、実際にリップルネットワークが使われるのはこれが世界で始めてのことです。
また、リップル社は2018年の初めに今年、世界規模の5つの送金企業のうち3つがリップル(XRP)の取り扱いを開始すると明言しています。
詳しい企業名は明かされていませんが、3つのうちの1つは先ほどのサンタンデール銀行でしょう。
後の2つは一体どこの国の企業なのか注目が集まっています。

国内に目を向けると、すでに三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行の日本三大メガバンクと呼ばれる銀行も、アジアのリップル社であるSBIリップルアジアと提携を結んでいます。
中でも三菱UFJ銀行は2018年からリップルネットワークを用いた海外送金をスタートさせると公式に発表しています。

また、証券・銀行・保険・さらには住宅ローンと幅広い金融分野で存在感を増しているSBIホールディングスは特にリップル社との関係が密な企業です。
アジア地域のリップル社であるSBIリップルアジアに”SBI"の名前が入っていることからもお分かりでしょう。

SBIリップルアジアは日本を含むアジア地域でリップルネットワークを広めていくことを目的に設立されました。
SBIは仮想通貨取引所である「SBIバーチャルカレンシー」を作り、リップル(XRP)を元に独自の仮想通貨であるSコインを発行することも計画しています。

さらにSBIは日本国内の60以上の銀行からなる、「内外為替一元化コンソーシアム」の構築を目指しています。
コンソーシアムとは、互いに力を合わせる集団という意味です。
内外為替一元化とは、内国為替と外国為替を1つにする、ということです。

まとめると、内外為替一元化コンソーシアムとは、日本国内で各銀行を繋ぐネットワークを作って取引を簡単にしようという試みです。
まさに、これはリップル社が目指す、リップルネットワークと同じですね!
今のところ、リップルネットワークが世界中に広がるにはまだ時間がかかりそうなので、先に日本国内でリップルネットワークを構築してしまおうという考えでしょう。

この内外為替一元化コンソーシアムは2018年までに構築が目指されています。
世界でも日本国内でも、2018年はリップルから目が離せませんね!

リップル(Ripple)チャート分析!

次にリップル(XRP)の価格推移を見てみましょう。
リップル(XRP)が発行された2013年から現在までのチャートと、リップル(XRP)の価格に大きな動きがあった2017年の1年間、そして2018年に入ってからの値動きの3つに時期を分けて分析したいと思います。

2013年〜2016年のリップル(XRP)価格推移を分析

rippleチャート表2013~2016リップル(XRP)は2013年にリップル社によって発行されました。
しかし、当初はなかなかリップル社が唱えるリップルネットワークが各銀行には受け入れられませんでした。

また、仮想通貨も今ほど取引が活発ではなく、不信感は拭えない状態でした。
発行されてしばらくは1XRP、0.6円程度を推移しています。

それでも2013年の12月には1XRPが6円程度と価格が10倍になりました。
その後は再び下降傾向となり、再び上昇を見せたのは2014年の11月から12月の間で1XRP、3円にまで価格が上がり、2014年以降は細かな値上がりはあるものの、基本的には発行当初の価格、0.6円程度に留まっていました。

ご覧の通り、2017年までは大きな値上がりはありません。
しかし、2017年に入ると、1年間で約300倍もの値上がりを記録しています。
2017年はリップル(XRP)が大きく飛躍した年であり、それについては次に詳しく説明することにします。

では、2013年の12月と2014年の12月にそれぞれどのようなことがあったのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
まず、2013年のリップル(XRP)の値上がりは実はリップル社やリップル(XRP)に大きな出来事があったわけではありません。
原因はビットコインの価格暴落です。

全ビットコインのおよそ70%近くを保有しているという中国で、中国の中央銀行がビットコインの信用性を疑問視する声明を発表したことでビットコインの価格が急落しました。
もともと、2013年にビットコインは80倍もの価格上昇を見せており、過熱投資が懸念されていました。
ビットコインバブルが弾けるのを懸念した中国の中央銀行が、被害を最小限に抑えるため釘を刺したのです。

中央銀行は「ビットコインは通貨として市場で流通、使用してはならない。ビットコインに高い投機やマネーロンダリングのリスクがある」と強くビットコインを批判しました。
それにより、ビットコインの価格は17%近くも暴落したのです。
ビットコインに不安を感じた投資家が次なる投機対象に据えたのがリップル(XRP)です。

その結果、2013年にリップル(XRP)の価格が10倍にも上がりました。
しかし、ビットコインが再び勢いを取り戻すと、投資家たちの投資対象もまたビットコインへと戻り、リップル(XRP)の価格も下がることになります。

その後、リップル(XRP)が再び価格上昇を見せたのは2014年の11月から12月でした。
このときに何があったのかというと、インド(Yantra Financial Technologies)、メキシコ(Saldo.mx)の送金会社と世界各地に支社を持つTASグループがリップルネットワークの採用を決めたのです。

さらに2014年にはドイツのFidor銀行とアメリカのSnapSwapという会社が、ヨーロッパとアメリカ間の送金にリップルネットワークを用いることを決めました。
加えてSnapSwapはリップル(XRP)を使って支払いが可能なデビットカードを発売します。
この結果、リップル(XRP)は2度目の大きな価格上昇を見せ、1XRPあたり3円程度、発行当初から30倍に価格が上がったのです。

しかしながら、リップルネットワークには大きな可能性が秘められていることが認知されるようになるものの、仮想通貨リップル(XRP)の将来性はあまり評価されない日々が続きます。

実際にリップル社は世界中の様々な企業や銀行と業務提携を結ぶのですが、リップル(XRP)にはあまり反映されません。
リップル社の株の値上がりに反比例して2016年の終わりにはリップル(XRP)はまたもや発行当初の0.6円に価格が逆戻りしてしまいます。

2017年の1年間のリップル(XRP)の価格推移を分析

rippleチャート2017鳴かず飛ばずだったリップル(XRP)が2017年に入り大きな転機を迎えました。
まさに2017年はリップル(XRP)の年と言うべき年になりました。

その大きなきっかけになったのが、世界の金融市場の中心であるイギリスの中央銀行イングランド銀行が、リップルネットワークへの参加を決定したことです。
国際決済に大きな影響力を持つイングランド銀行の参入により、リップル(XRP)の実用性が見直され、ついにリップル(XRP)は大きな値上がりを見せたのです。

さらに前に述べた、SBIリップルアジア主導の「内外為替一元化コンソーシアム」の実現が可能になったことを受け(実際は延期)、リップル(XRP)は1XRP、50円を記録します。

続く2017年の9月にはクレジットカードの国際ブランドであるAmerican Express(アメリカンエキスプレス)とリップル社が提携を結んだことを発表しました。

さらに12月にリップルネットワークである開発者デイビット・シュワルツ氏が「名前は明かせないが、世界的に有名な企業とパートナーシップを結んだ」ということを明らかにしました。

インターネット上では、リップル社と提携を結んだ企業はアマゾンではないかという噂が流れ、1XRPあたり90円まで価格が上がりました。
極め付けは2017年の12月に、リップル社が550億枚のリップル(XRP)のロックアップを発表したことです。
ロックアップとはリップル社がリップル(XRP)を自社で保有することです。

以前からリップル(XRP)はその発行枚数が多いことが価格が上がらない原因だと言われていました。
また、リップル社が意図的に市場にリップル(XRP)を流通させて故意にリップル(XRP)の価格を低くしているのではという憶測も流れていました。
事実、リップル社は2016年から毎月約3億枚のリップル(XRP)を市場に流していたことを認めています。

しかしながら、リップル(XRP)の過半数である550億枚をリップル社が保有するというロックアップを宣言したことで、リップル(XRP)の安定性が高まることが期待されました。
これを受け、なんとリップル(XRP)は1XRP、300円にまで価格が上昇!

振り返ると、リップル(XRP)は2017年の1年間だけで、なんと500倍も値上がりしたのです。

2018年~現在までのリップル(XRP)の価格推移を分析

rippleチャート20182017年の流れを維持し、リップル(XRP)は2018年の1月には過去最高値である1XRP、370円を達成しました。
2018年も好調を維持したまま、リップル(XRP)の価格上昇は続くだろうと、誰もが予想していました。
しかしながら、その予想は見事に裏切られることになります。

2018年の3月に、アメリカ証券取引委員会(SEC)がアメリカ国内の仮想通貨取引所にSECへ登録をしなければ仮想通貨の取引を認めないと述べたのです。
仮想通貨がアメリカ国内で規制されるのでは、と市場は大混乱。
ほとんどの仮想通貨の価格が大暴落をしました。

リップル(XRP)も例外では無く、1月に記録した1XRP、300円から50円代にまで価格は急落してしまったのです。

それでも4月の12日にスペインのサンタンデール銀行がリップルネットワークを使った国際送金を開始すると発表したことを受け、再び価格は上昇傾向になっています。

リップル社は多くの銀行と提携を結んでいるものの、実際にリップルネットワークが銀行の国際送金で用いられるのは初めてのことです。
さらに、リップル社は2018年中に2つの大手銀行がリップルネットワークを用いた国際送金を開始することを公言しています。
長らく実施が延期されていたSBIによる「内外為替一元化コンソーシアム」も、2018年の秋頃に開始されるとの見通しです。
以上のことから2018年以降、リップル(XRP)の価格が上昇するのは間違いないでしょう。

XRPの価格が上がる要因

リップルとチャート表次にリップル(XRP)の価格が上がる理由、要因を考えてみましょう。
なぜ、価格が上がったのかを理解することができれば、今後リップル(XRP)に投資するとき大いに役立ちます。

企業・銀行との業務提携

リップル社が世界的に有名な企業や銀行と業務提携を結んだというニュースが流れると、リップル(XRP)の価格も上昇する傾向があります。
これは、リップルネットワークの広がりに伴って、リップル(XRP)が使用される期待が高まるためです。

例を挙げるなら、リップル社がイングランド銀行やアメリカンエキスプレス社と提携を結んだときにリップル(XRP)の価格が大きく上がりました。
また、スペインのサンタンデール銀行がリップルネットワークの開始を発表した際にもリップル(XRP)は25%近くも価格が上がっています。

メディアへの露出

リップル社やリップル(XRP)が新聞、ニュースなどのメディアに取り上げられると、通貨の価格が上がることがあります。
メディアへの露出は知名度を上げる格好の機会です。

ニュースを見て初めてリップル(XRP)を知り、購入に至ったという方は多いでしょう。
例を挙げると、リップル社のCEOがアメリカの権威あるテレビCNBCに出演した際に、リップル(XRP)の価格が1日で100円も上がりました。
日本でも日経新聞や朝日新聞でリップル(XRP)が取り上げられたときに、リップル(XRP)の価格が上昇しました。

仮想通貨取引所への上場

仮想通貨は仮想通貨の取引所を介して売買がされます。
仮想通貨の取引所が、仮想通貨の取り扱いを始めることを上場と言います。
上場すれば、通貨の売買が可能になるため価格が上昇します。

リップル(XRP)は2017年の11月に韓国の取引所、Coinrailと中国の取引所であるBinanceに相次いで上場しました。
その結果、10円近くもリップル(XRP)の価格が上がったのです。

他の仮想通貨への不安

他の仮想通貨への市場の不安が高まると、リップル(XRP)の価格が上がることがあります。
例えばビットコインが中国の中央銀行から批判を受けたとき、ビットコインに不安を感じた多くの人がリップル(XRP)を買い求めました。
その結果、リップル(XRP)の価格が上昇したのです。

リップル(XRP)はリップル社により管理されているため、管理者が存在しない他の仮想通貨よりも安定していると見られています。
「有事の際の円買い」、のように、今後も他の仮想通貨に何か問題が起こった場合、リップル(XRP)を購入する人が増えることが予想されます。

XRPの価格が下がる要因

リップルの価格が下落する様子次にリップル(XRP)の価格が下がってしまった理由や原因を考えてみたいと思います。

政府による仮想通貨全体への規制

最近は世界中で仮想通貨ブームが起きています。
やや過熱気味の面もあり、仮想通貨バブルが弾けるリスクが警鐘されています。
そのため、各国が仮想通貨へ規制を設けることが多くなってきました。

国が仮想通貨への規制を発表すると、仮想通貨の価格は下がってしまいます。
2018年の3月にアメリカ証券取引委員会(SEC)が仮想通貨の規制を示唆したときにリップル(XRP)は250円近くも値下がりしてしまいました。

ハッキング等による被害

リップル(XRP)自体がハッキングをされ通貨が流出したわけでなくても、他の仮想通貨がハッキングをされたという事件が起こると仮想通貨自体の安全性が疑われ価格が下がってしまいます。

リップル(ripple)の最新情報を把握しておくことが大事

リップル(XRP)が値上がりする場合、値下がりする場合をそれぞれ見てきました。

リップル(XRP)がこれから値上がりするか、値下がりするかを見極めるためにはリップル(XRP)に関する情報だけでなく、あらゆるニュースから多くの情報を得る必要があります。
各国の仮想通貨への規制や、他の仮想通貨の値動きなども同時に把握しなければならないのです。

リップル(ripple)に関してのQ & A

Ripple Q&Aリップルに関してよくある疑問をまとめてみました。

単位のXRPの由来は?

特に説明なしに仮想通貨リップルの単位としてXRPを使っていましたが、単位であるXRPにずっと引っかかっていた方は多いのではないでしょうか?

他の仮想通貨の単位を見ると、例えば「ビットコイン(BitCoin)はBTC」、「イーサリアム(Ethereum)はETH」とそれぞれ通貨を表す単位として使われています。

リップルを英語で表記すると、Rippleです。
Rippleに対して「XRP」では少し変なのでは?」と思いますよね。

XRPの由来は、xRapidから来ています。
xRapidとはリップル(XRP)の送金システムのことで「Rapidは英語で速い」という意味です。
リップルの送金システムに、送金スピードの速さを表した言葉が使われていることになるのです。

それにしてもリップル(ripple)に関する名前はややこしいものばかりですね。

リップル(XRP)の価格は上がる!?

前にも述べたとおり、リップル(XRP)はリップル社の影響を大きく受けます。
リップル社が世界の銀行と提携を結べば、リップルネットワークの輪は大きくなります。
リップルネットワークが広がれば、リップル(XRP)がネットワーク内で使われることになるのでそうなればリップル(XRP)は確実に値上がりします。

これは何も個人の見解を述べているわけではありません。
事実、アメリカの大手全米証券会社であるナスダック(NASDAQ)は、2018年の10月までに1XRPが5ドルまで値上がりするのではないかと自社メディア内で述べています。

1ドル=100円とすれば1XRPは500円です。
現在(2018年6月)のレートからするとなんと7~8倍、リップル(XRP)が発行された当初を考えるとなんと1000倍以上の価格上昇です!

しかしながら、リップル社はリップル(XRP)が値上がりをすることを望んでいない可能性があります。
リップル(XRP)は日常生活で使われることを想定されているため、価格が高すぎると少額の買い物時に不便になってしまう恐れがあるのです。

リップル社はリップル(XRP)の価格調整を否定していますが、過去にリップル社によってリップル(XRP)の価格が意図的に下げられていたのは事実です。
リップル(XRP)の大きな価格上昇の前に、リップル社が価格調整に入る可能性はないとは言えないでしょう。

個人でもリップルネットワークに参加できる?

リップルネットワークは世界中のお金、金融機関を繋ぐネットワークのことです。

世界中の多くの銀行がリップルネットワークへの参加を検討しています。
元々、リップル社は世界の銀行を繋いで、国際送金をスムーズにしようと設立されました。
ということは個人ではリップルネットワークの中に入ることはできないのでしょうか?

結論を言うと、現段階では一個人がリップルネットワークに含まれるようになるのは不可能でしょう。
しかしながら、将来的に個人がリップルネットワークに参加できる可能性は十分にあります。

つまり、銀行だけでなく、世界中の人間がリップルネットワークで結ばれるのです。
そうなれば、送金をするのに銀行を使う必要がなくなります。
世界中のどの場所にいる人にも、直接送金をすることが可能になるのです!

まさに、これこそがリップル社が目指す究極の目標かもしれませんね。

銀行の未来はどうなる?

最近、AIの導入に伴い銀行の役割が縮小していると言われています。
みずほ銀行は2018年春の新卒採用数を数百人程度減らし、三井住友銀行は採用人数を4割も減らす方針です。

その上、将来的にリップルネットワークが世界中に広がり、個人1人1人もリップルネットワークで結ばれる時代が来れば、銀行は要らなくなるのではと多くの人に予想されています。

リップル社に投資しているあのビルゲイツは、まだ仮想通貨が世にない1994年に、銀行は将来的に必要なくなるという見解を述べています。
そのときは、いくらビルゲイツが言うことでも、そんなはずは無いだろう、と周囲の人間から一笑に付されたみたいです。

しかしながら、リップル(XRP)の登場により、銀行が必要なくなるというビルゲイツの発言は現実味を帯びてきました。
銀行の役割である、お金の管理や送受金、取引記録の作成といったことはリップルネットワークが広まれば不要になるのは事実でしょう。
銀行が要らなくなる、と兼ねてから考えていたビルゲイツ自身が、リップル社に積極的に投資をしているのが何よりの証拠です。

それにしても、ビルゲイツは20年以上も前に仮想通貨を予想していたのでしょうか?
だとしたらビルゲイツの先見の明には驚かされますね。

リップル(ripple)についてのまとめ

リップルについての記事をまとめる様子リップル(XRP)について、今まで解説してきました。
最後に、この文を簡単にまとめてみたいと思います。

  • リップルはリップル社が目指す、通貨のネットワークのこと
  • リップル社が発行している仮想通貨がリップル(XRP)
  • リップル(XRP)は送金が早く、送金手数料も安い さらに24時間取引が可能!
  • イングランド銀行やスペインのサンデンタール銀行、日本のSBIホールディングスなどすでにリップル(XRP)の実用化は始まっている!

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