ビットコインダイヤモンド(BitcoinDiamond:BCD)はビットコイン(BTC)からハードフォークして誕生した仮想通貨です。ビットコインダイヤモンド(BitcoinDiamond)が誕生した経緯やビットコインとの違い、価格チャート、将来性を交えてビットコインダイヤモンドを分かりやすく簡単に解説していきます。
BitcoinDiamond(BCD)リアルタイム相場価格と時価総額ランキング
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BitcoinDiamond(ビットコインダイヤモンド)の基礎知識
Bitcoin Diamond(ビットコインダイヤモンド)は2017年の11月にビットコインからハードフォークをして誕生した仮想通貨です。
通貨単位はBCDで表され、2018年7月現在は1/BCDあたり約260円で取引がされています。
通貨の発行上限枚数は元であるビットコインの10倍の2億1000万枚で、時価総額では平均して30位台をキープしています。
Bitcoin Diamond(ビットコインダイヤモンド)がハードフォークをした理由は?
ビットコインダイヤモンド(BitcoinDiamond)の元であるビットコインは取引処理スピードが遅い・取引手数料が高い・通貨の供給量が少なく新規参入がしづらいという問題があります。
ビットコインの人気が高まるにつれて多くの人がビットコインを使って送金をするようになった結果、取引処理が間に合わずひどい場合には送金が完了するまでに数日を要するときもあります。
送金の際に手数料を付与すれば優先的に取引処理をしてもらうことができますが、ビットコインの価格が高騰するにつれて手数料も見過ごせないくらい高いものとなってしまっています。
送金の際に多くの時間と手数料がかかってしまうこの問題のことをスケーラビリティ問題と言います。
またビットコインの発行上限枚数である2100万枚は他の仮想通貨と比べてとても少なく、ビットコインの流動性が低い原因となっています。
ビットコインダイヤモンドは上記のスケーラビリティ問題と流動性の低さ・新規参入のしづらさを解決するためにビットコインからハードフォークを行い誕生しました。
そのためビットコインダイヤモンドのブロックサイズは8MBでビットコインよりも大きくなっており(ビットコインは1MB)、通貨の発行上限枚数はビットコインの10倍多くなっています。
ビットコインとBitcoinDiamond(BCD)の違いは?
ビットコインとビットコインダイヤモンドの大きな違いはブロックサイズと通貨の発行上限枚数の他に目立った違いはありません。
強いてあげるとするならば、コンセンサスにASICではなくGPUを採用しており、ビットコインよりも51%攻撃リスクがいくらか低いことくらいです。
技術的にも大きな相違はありません。
そのためビットコインダイヤモンドの価格は将来的に下がっていくのではないかという懸念もあります。
ビットコインダイヤモンドのロードマップ&今後の開発予定
ビットコインダイヤモンド(BitcoinDiamond)のロードマップを見ると2018年はライトニングネットワーク(トランザクション処理の効率性を上げ、取引手数料を低くする技術)が実装され、ビットコインダイヤモンドのアプリケーションが開発されるようです。
ビットコインダイヤモンド(BTG)の価格推移&チャート
ビットコインダイヤモンド(BitcoinDiamond)は2017年の11月にビットコインからハードフォークを行い誕生しました。
発行から1日で価格が2000円ほど上昇し、1BCDあたり8000円となります。
このときに記録した1BCD:8000円が現在までのビットコインダイヤモンドの最高値となっています。
2017年の12月〜2018年の1月は仮想通貨市場全体が盛り上がりを見せ、ほとんどの仮想通貨の価格が上がっていますがビットコインダイヤモンドの価格はさほど上がらず、むしろ2000円台まで値下がりしてしまいます。
このときにイギリスの大手取引所であるHitBTCに上場しますが、価格が高騰する要因にはなりませんでした。
2月には1000円を下回ってしまいますがC-CEXに上場したことで4000円まで価格が回復します。
しかしながらその後はみるみる価格が下落し3月には500円を切る価格となってしまいました。
2018年6月現在は1BCDあたり約220円で取引がされています。
ビットコインダイヤモンド(BTG)の将来性は?価格は上がる?
ビットコインダイヤモンド(BitcoinDiamond)は今まで見てきたようにビットコインとあまり大きな差がなく、ビットコインのソリューションとなるようなポテンシャルは持ち合わせていないように感じます。
ビットコインの代替となり、ビットコインダイヤモンドよりも高機能な仮想通貨はNanoやライトコインなど多く存在しています。
現在ビットコインダイヤモンドが時価総額で30位台に位置しているのはビットコインというブランド力によるものでしょう。
(ダイヤモンドという名前によるものだと言う人もいるくらいです)
発行当初の価格を一度も超えていないこと、ここ数ヶ月は価格が下落傾向にあることから分かる通り、すでに投資家からは多くの期待も関心も寄せられていないのが現状です。
ビットコインダイヤモンド(BTG)のまとめ
- ビットコインダイヤモンドはビットコインからハードフォークして誕生した仮想通貨
- ビットコインのスケーラビリティ問題、流動性の低さを補うために開発され、ビットコインよりもブロックサイズが大きく通貨の発行上限枚数が多い
- 上記以外にビットコインの差がほとんどなく、類似通貨の多さから将来性はあまりないとされる